宗泉院(そうせんいん)は、山梨県韮崎市にある曹洞宗の寺院である。
山奥にひっそりと佇む様子から、地元の人たちから「山ン寺」(やまんてら)と呼ばれている。
宗泉院の創建は不詳だが鎌倉時代初期に円井十郎光経(武田五郎信光の末男、武川衆)が開基となり、真言宗 瑞光寺と称していた。
現在、甲州88所霊場巡礼第43番礼所とされている。
2月 延命厄除地蔵尊例祭
3月 大般若会
4月 延命子育地蔵尊例祭
8月 棚経
9月 施食会
昔、ある泥棒が宗泉院の財宝を盗んで山を降りようと門前の地蔵の前まで来た。しかしこの地蔵の前を通ろうとした途端、手足が動かなくなり進めなくなってしまった。
泥棒は盗みを働いたことを後悔し、地蔵の前に盗んだ財宝を置いて深く懺悔すると、再び手足が動くようになった。
これはご開山様である悦堂和尚が、この地蔵に盗難避けの呪術を施したためと言われている。
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